いつも下痢をしている/講義中よくトイレに行く




■たとえば・・・


・下腹部膨満感がある
・昔から緊張するとよく下痢をする
・授業中よく便意を催す
・おならが良く出て困る
・通学時間にも便意を催して困る
・自分の臭いで他人が不快に思っているのではと不安
・下痢と便秘が多い
・トイレに行っても,残便感や不快感がある


■アドバイス


極度の緊張や一時的な強いストレスによって,誰でも下痢をしたり,便秘が続いたり,胃が痛くなったりします.時には,胃潰瘍や腸炎になったりします。
こうした反応からも分かるように,人間の消化器系は,単に食べ物が入ってきたら活動する,というだけではなく,環境からの影響に反応しやすい器官であると言えます。
しかし,一時的なストレスや緊張によるものでなく,体調が悪いわけでもないのに日常的に下痢が続いたり,腹部の膨満感,便秘があるなどのケースが今日若い人たちの間で増えていると言われています。

こうした症状を過敏性腸症候群(IBS)と呼んでいます。頭痛,肩こり,腰痛などと並んで,詳しいメカニズムがまだ解明されていないのが現状ですが,ストレスに対する過敏性が主な原因であると言われています。これまでは,20代から30代の女性に多いとされてきましたが,最近では男性でも女性でも見られる症状です。

このような症状に自分も当てはまるなと思い,かつ,日常生活で大変不自由な思いをしている場合には,まず,受診することをおすすめいたします。
症状が症状ですので,病院へ行くのがハズカシイ,とお思いになっている方もあるかもしれませんが,まずは,専門の医師に相談するのが鉄則です。間違っても,自分で判断して下痢止めの薬を飲み続けたり,胃薬を飲んだりしないように注意してください。というのは,内臓系の疾患は,自分の感覚で判断すると,他の重要な病気や症状を見落としてしまい,結果的に悪くなってしまう可能性もあるからです。


日常生活においては,自分ではストレスとして思い当たる節が無い,という場合もあるかもしれないですね。人間関係,大学,家庭,特にストレスはないよ,などという人で,この症状を持っている人もいます。
この場合,考えなければならないのは,この症状そのものが,ストレスの原因になっていることがあるということです。また下痢になるかも知れない,やだな,早く治したいけど,病院にはいきたくないな,授業でまたトイレに行かなくちゃいけないのかな,などといった不安は,日常化すると大変なストレスとなります。こうした不安を予期不安と呼んでいるのですが,予期不安はこの場合,症状を強めてしまうことにもなりかねません。

したがって,まずは,診察,検査を受けて,客観的な所見から判断してもらいましょう。きっとよい解決策が見つかると思います。




■あなたの相談にのってくれる人


・吉原先生(保健)
・椿田(臨床心理)

■病院では何科?

・心療内科がベストです。
・胃痛や出血がある場合→内科,消化器科,胃腸科
・肛門の痛みが激しい場合→肛門科
・様々な症状があると思われる場合→総合病院