レースに関連した用語
★トランスミッション関連用語★
♪シーケンシャル・シフト:SEQUENTIAL SHIFT
シフトレバーを動かすパターンが通常のH型ではなく、直線的に押したり引いたりすることで1段ずつ変速できる機構。ワンアクションで1段ずつしか変速できないことから「シーケンシャル・シフト」と呼ばれる。
♪セミオートマチック:SEMIAUTOMATIC TRANSMISSION
シフトレバーを動かすのではなく、ステアリング上のスイッチを操作することでクラッチ操作と変速操作ができるミッション。変速操作に対するドライバーの肉体的負担が減らせ、シフトミスが減らせる。クラッチやギアボックス自体は通常のものを使うため、乗用車が使うトルクコンバーター式オートマチック・ミッションとは根本的に異なる。
★タイヤ関連用語★
♪コンパウンド:COMPOUND
タイヤの接地面(トレッド)のゴムはさまざまな化学物質を混ぜあわせて作られており、成分と調合によって特性が大きく変化する。この調合をコンパウンドと呼び、タイヤの特性を表す要素としている。一般的に「軟らかいコンパウンド」と呼ばれるものはグリップが高いが、代わりに耐久性が低い傾向にある。反対に「固いコンパウンド」は絶対的なグリップでは劣るが耐久性に優れる。
♪ブリスター:BLISTER
タイヤは充分な性能を発揮できる表面温度の幅が決まっており、それより低い温度でも、反対に高い温度でもグリップが弱まってしまう。特に温度が高まってくると、トレッド(接地面)に気泡ができては潰れ……の繰り返しで表面がデコボコになってしまうことがある。これをブリスター(火ぶくれ、水泡)と呼び、タイヤがオーバーヒートする兆候としている。
♪スロー・パンクチャー:SLOW PUNCTURE
なんらかの理由でタイヤ内部の空気が徐々に抜けていくトラブル。原因はリムやバルブの損傷、タイヤ自体の問題など。これに対して一瞬にして空気が抜けたり、オーバーヒートによって破裂するようなトラブルを「バースト」と呼ぶ。
♪フラットスポット:FLAT SPOT
スピンやブレーキング時のホイールロックにより、タイヤのトレッドが部分的に削れて平らな面ができてしまうこと。
★レース・レギュレーション関連用語★
♪ウェイトハンディ制:WEIGHT HANDICAP SYSTEM
マシン間の競争力をなるべく均一化するために行なわれる措置。マシンの構造によって最低重量を変える、また、上位入賞者に対して次のレースから規定分のウェイト(おもり)を搭載する、などの方法がある。
★レース運営関連用語★
♪プラクティス:PRACTICE
本来は「練習走行」を指す。一般的にはレース・スケジュール中、そのカテゴリーに割り当てられた「オフィシャル・プラクティス」を省略してこう呼ぶ。ただし、慣例的にクオリファイを含めてこう呼ぶ場合もある。
♪フリー走行:FREE RUN
マシン各部の状態を確認したり、セッティングを決めるための時間。義務周回数や制限周回数がないためにフリー走行と呼ばれる。
♪クオリファイ:QUALIFY
公式予選。決勝レースへの出走権と、そのスターティング・グリッドを決めるためのタイムアタック。義務周回数など細かな規定はカテゴリーによって異なる。
♪サイティング・ラップ:SIGHTING LAP
決勝レースに出走するため、ピットからスタートしてダミーグリッドにつくまでの1周。コースコンデイションを確認するための周回とされている。
♪フォーメーション・ラップ:FORMATION LAP
決勝レースのスタート前、ダミー・グリッドからスタートして隊列を組んだままコースを1周し、正規のスターティング・グリッドにつくための周回。
♪フルコース・コーション:FULL COURSE CAUTION
CARTワールドシリーズやNASCARなどで古くから採用されているルール。コース上になんらかの障害が発生し、レース続行に影響をおよぼす可能性があるが、赤旗(レース中断)には至らないとスチュワードが判断した場合、コース上にペースカーを導入。各マシンはペースカーの先導で隊列を組み、コース上をゆっくり周回しながら障害の解消を待つ。この間、すべてのポストで黄旗が提示され、全域追い越し禁止となるため、通称として「イエロー・コーション」「フル・コーション」などとも呼ばれる。それ以前に築いたタイムマージンはすべて無効になってしまうが、逆にこのタイミングを利用してピットインすれば、レース中よりも少ない時間ロスで給油やタイヤ交換などの作業ができる。
★選手権関連用語★
♪コンストラクター:CONSTRUCTOR
設計、建造者。レースにおいてはマシン製造者(団体)の意味。慣例的に「メーカー」と呼ぶこともある。レースはドライバーの運転技術を競うと同時に、マシンの性能を競う場でもある。特にF1では各チームが独自に設計したマシンで参戦することを義務づけており、マシン製造者であるチームに対してのチャンピオンシップである「コンストラクターズ・チャンピオンシップ」が設けられている。CARTワールドシリーズでも、'96年からコンストラクターズ、マニュファクチャラーズ(MANUFACTURER/エンジン製造者、メーカーの意)・タイトルも設けられた。
★コースに関する用語★
♪オーバル・コース:OVAL COURSE
サーキットの全周が長円形をしているコース。全長1マイル以下のコースを「ショートオーバル」、1周2マイル程度のコースを「スーパースピードウェイ」と呼ぶ。対して、複雑に曲がりくねったレイアウトを持つコースを「ロードコース」と呼ぶ。これは、一般の常設サーキット。他に、市街地や公園内の施設を一時的に閉鎖して作る仮設コース(ストリート・サーキット)がある。
♪ランオフ・エリア:RUN OFF AREA
RUN OFFは「決勝戦」の意味もあるが、実際にはコースの舗装部分からバリアまでの間をこう呼んでいる。コーナー部分ではオーバーラン対策として広めにとられていることが多い。慣例的に、土や砂利が盛られている部分を「グラベル・ベッド」、砂を敷きつめ、抵抗を増やしてマシンを効果的に減速させるものを「サンド・トラップ」と呼んでいる。
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