モータースポーツ用語
■DNS■
Do not startの略。なんらかの理由で決勝レースに出走できなかったこと。
■DNQ■
Do not qualifyの略
■R■
コーナーの最大半径を表す単位。「50R」のコーナーは半径が50mの円を描く。
■アウト・イン・アウト■
コーナーの入り口ではアウト(外側)、中程ではイン(内側)、立ち上がりでは再びアウト側に沿うような走行ラインを描いて走ること。
コーナー後半を直線的に走ることで、早めにアクセルを開けて脱出速度を高めるとともに、次のコーナーに向けて加速している時間を長く
することが目的。コーナリングの基本中の基本。
■アンダーステア■
ドライバーの操作に対する予測・期待よりも、車体がコーナーの外側へふくらんでいく動き。基本的な原因はフロントタイヤのグリップ力
がリアタイヤのグリップ力より先に限界に達し、曲がろうとする力を出せなくなること。基本的な対策は空力やサスペンションのセッティ
ングを変更し、フロントとリアのグリップ力のバランスを変更すること。ただし機械的な問題ではなく、ドライバーが必要以上にステアリ
ングを切り込んだままアクセルを踏みすぎたような場合にも同様の動きが見られる。
■インタークーラー■
過給機付きエンジンは吸入するための空気を圧縮する。その影響で吸気温度が上昇すると、酸素密度が低下してパワーダウンが避けられな
い。これを避けるため、シリンダーに送り込む前の圧縮気を冷やす熱交換器がインタークーラーだ。モータースポーツ用の過給エンジンに
は必須のアイテム。
■ウイニング・ラップ■
チェッカーフラッグが振られ、レースが終了した後の1周。マシンをクールダウンさせる意味でスピードを落としつつ、上位入賞した選手は
観客の声援に応えるのが常。「ビクトリー・ラップ」、「クールダウン・ラップ」とも呼ぶ。
■ウイング■
断面形状が翼状の空力パーツ。航空機の主翼は、上弦を流れる空気と下弦を流れる空気の流速差で生じる負圧を利用して揚力(機体を浮き
上がらせようとする力)を発生させる。レーシングマシンのウイングは航空機とはまったく逆に、車体を全体を路面に押し付ける力(ダウ
ンフォース)を発生させ、車体の動きを安定させることが目的。
■ウエット■
降雨などで路面が濡れている状態。スタート時点で全出走車の過半数がレインタイヤを装着していた場合、そのレースは「ウエットコンデ
ィション・スタート」と記録される。主催者側の判断で、危険を避けるためレインタイヤの装着を義務付ける場合もある。オフロード系の
競技では降雨してぬかるんだ路面を「マッディ(泥々な状態)」という。
■ウォーミングアップ・ラン■
本番レースの前に、マシンのエンジンやミッション、タイヤを暖めるとともに、マシン各部の調子を確認するための走行。F-1など上級カテ
ゴリーのレースでは、決勝レース用のセッティングを確認するための時間にあてられている。
■エントラント■
レースの参加主体。レースは基本的にクラブ単位で参加することが前提になっているため、通常は参加するドライバー/ライダーが所属す
るクラブ名となる。クラブに所属していない場合は個人名でも可。まれにはマシンのオーナー名がエントラントとなることもある。
■エコノミー・ラン■
規定の燃料でどれだけ長い距離を走れるかを競う競技。ホンダ・スーパーカブ用エンジンをベースにチューニングし、スペシャルフレーム
に搭載して行なう「ホンダ・エコノミーラン」では、ガソリン1lで1000km以上も走るマシンもある。
■エスケープゾーン■
コース脇のエリアを指す。ドライバーのミスやマシントラブルでコースアウトした場合の待避所として設けられ、特にコーナーの入り口か
ら出口にかけては広めにとられている。芝生が植えられている場合は「グリーン」、砂や砂利を敷きつめた部分は「サンド・トラップ」ま
たは「グラベルベッド」と呼ばれることもある。後者はコースアウトしたマシンを積極的に減速させるためのもの。
■縁石■
コーナーに沿って設けられた、一段高くなっている部分。コーナリング中にコースからはみ出したタイヤが、セーフティゾーンの土砂をコ
ース上に撒き散らさないように設けられている。一方で選手から見ると、「これ以上はインやアウトに行けない」というセンサー的な役割
も果たしている。白と赤(もしくは青)の縞模様にペイントされていることから「ゼブラゾーン」と呼ぶ場合もある。
■オーガナイザー■
レースの主催者(または主催団体)。レースイベントは主催も参加もクラブ単位が基本になっていて、いずれも国内でレースを統括する団
体の公認クラブに登録される必要がある。オーガナイザーの資格を得るには、クラブの規模やオフィシャル・ライセンスの所持者数などで
規定を満たしていることが条件。各サーキットも、それぞれが主催権を持つクラブとして登録されている。
■オーバーステア■
アンダーステアとは逆に、ドライバーの操作に対する予測・期待よりも車体がコーナーの内側へ巻き込んでいこうとする動き。基本的な原
因はリアタイヤのグリップ力がフロントタイヤのグリップより先に限界に達してしまい、車体を安定させておけなくなること。対策の方法
はアンダーステアに同じ。
←→アンダーステア
■オーバースピード■
速度超過。一般的にはマシンやドライバーの能力の限界を越えた速度からコーナリングやブレーキングを試み、失敗した時に用いられる。
■オーバーシャシー■
エンジンの性能に対してシャシーの性能に充分な余力がある状態。「シャシーが勝っている/負けている」と表現する場合もある。
■オーバーオール・ウイン■
1)耐久レースやラリーなど、複数のカテゴリーのマシンが混走する場合の総合優勝を指す。対して、あるカテゴリーの中で1位となることを
「クラス優勝」と呼ぶ。
2)決勝レースが2ヒート制などで行なわれる場合、全ヒートの成績を合計しての総合優勝。
■オフィシャル■
1)レースの大会役員や実行委員の総称。役割によってさらに特有の呼び方をする場合もある。レース中、コース脇のポストからフラッグを
提示したり、アクシデント時にマシンや飛散物の処理にあたる係は「コースマーシャル」。ラップタイムを計測する係は「計時委員」、ス
タート時のフライングやレース中の違反行為に対して裁定を下したり、ピット作業のチェックをする係は「審査委員」だ。
2)「公認」「公式」の意。たとえばラップタイムに関して、参加者が手元の時計で計測したものを「手元計測タイム」、主催者側から発表
されたものを「オフィシャルタイム」と呼んで区別する。

■カーボンファイバー・コンポジット■
素材にカーボンファイバー・レインフォースド・プラスチック=炭素繊維樹脂を用いた構造物。炭素繊維を織った布に樹脂を染み込ませた
「プリプレグ」という素材を型に貼りつけ、圧力釜で高温・高圧にさらし、余分な樹脂分を飛ばして成形する。軽金属と比べても、同じ強
度と剛性を確保しながら軽量に作れるため、レーシングマシンを構成する各部のパーツに用いられる。F-1やF3000マシンではマシンの骨
格であるモノコック、外側を包んでいるボディシェルやウイング類、サスペンションアームなどに使われている。
■カーボン・カーボンブレーキ■
ディスクブレーキのローター、パッドの両方に炭素系の素材を使ったブレーキ。製法や組成にもよるが、レーシングマシン用のものは強力
なブレーキングパワーを発揮し、ローター表面がかなり高温になってもフェードしない。反面、ある程度以上の温度まで暖まらないと十分
な性能が発揮できない。
■カウンターステア■
通常とは反対の方向にステアリングホイールを回すこと。左コーナーなら右に回転させる。テールスライドの修正やドリフトコントロール
のために用いるテクニックで、「カウンター」と略したり、逆j方向にハンドルを切るので「逆ハン」と呼ばれることもある。
■過給器■
普通のエンジンは、シリンダー内をピストンが下がっていく負圧によって混合気を吸い込む。これをノーマル・アスピレーテッド=自然吸
気といい、頭文字をとって「NAエンジン」とも呼ぶ。排気量の大きいエンジンがより大きなパワーを発生するのは、より多くの空気を吸い
込むことで、より多くの燃料を燃やせるからだ。
では、圧縮器(コンプレッサー)であらかじめに圧縮した空気をシリンダー内に送り込むとどうなるか。シリンダーの容積は同じだから、
詰め込める空気の体積に変わりはない。しかしその中には高密度に酸素が含まれるため、より多くの燃料を燃やせる。つまり結果的に排気
量を大きくしたのと同様の効果を生むことになる。そのための機構を搭載したエンジンを「過給器付きエンジン」と呼ぶ。
空気を圧縮するために専用のポンプなど用いるものを「スーパーチャージャー」、排気ガスを利用して回るタービンの力を使うものを「タ
ーボチャージャー」と呼ぶが、原理は同じである。
■カテゴリー■
車輌規定による分類。広義では、オンロード or オフロード、スプリントレース or 耐久レースといった形式の分類にも用いられる。
■クオリファイ■
公式予選。決勝レースへの出走権と、そのスターティング・グリッドを決めるために行なわれるタイムアタック、もしくはスプリントレー
ス。
■クラッシュ■
CLASHは「衝突」で、CRASHは「破壊」。モータースポーツではおもに前者の意味で使われるが、単独でのアクシデントでマシンを壊した
場合にも用いられる。
■クリッピング・ポイント■
アウト・イン・アウトのライン取りによるコーナリング中、最もインに近付くところ。一般的に、ここ以降をコーナーからの「脱出区間」
と表現する。「アペックス」などとも呼ぶ。
■クリアラップ■
タイムアタック走行中、他のマシンの影響をまったく受けずに走行できた周回のこと。
■グリップ■
タイヤが路面を捉える力。グリップ力ともいう。2輪、4輪を問わず、グリップ力の差がラップタイムに与える影響は絶大。モータースポー
ツにおいて最も重要な要素のひとつ。
■コーナリング■
カーブを曲がろうとする行為と、そのための操作の総称。マシンが走っていく軌跡をコーナリングライン、ドライバー/ライダーが行なっ
ている操作をコーナーワークとも呼ぶ。
■コクピット■
4輪の操縦席。一切のムダを廃するレーシングマシンでは、想像を絶するほどタイトに設計されている。
■コントロールタワー■
コントロールラインのすぐ横にある建物。レース中は競技長、コース委員長、計時委員などの実行委員が常駐する、レース運営の司令塔で
ある。また内部には審査委員会が設けられ、レース中の反則行為に対する罰則の審議やレース運営に対する協議を行なう。
■コントロールライン■
スタート/フィニッシュラインのこと。
■コントロール・タイヤ■
入門者向けレースやワンメイクレースなどでは、マシンの性能差を抑えるために使用できるタイヤの銘柄が指定されている場合がある。そ
こで指定されたタイヤのこと。
■コンパウンド■
タイヤ表面を構成するゴムの成分。一般に「固いコンパウンド」という場合、絶対的なグリップ力は低い代わりに耐久性に優れた特性を指
す。逆に「軟らかいコンパウンド」はグリップ力に優れる反面、耐久性はあまりよくない。
■剛性■
構造物に外部から力が加わった時の変形しにくさ。モノの壊れにくさは“強度”、変形したモノが元の形状に戻る際の粘り強さは“靱性”
と呼んで区別する。

■サーキット■
モータースポーツに対して用いられる場合、基本的には常設のレース場を指す。ただし、ル・マン24時間レースが行なわれる「サルテ・サ
ーキット」や、F-1のベルギー・グランプリが行なわれる「スパ・フランコルシャン・サーキット」など、常設のレース場と一般公道を組み
合わせて使うケースもある。
■シグナル■
スタート/フィニッシュラインの横に配置された信号。通常の交通信号と同様、青、黄、赤のランプを点灯させて使う。おもな用途はスタ
ートの合図だが、レース中は青、黄、赤の旗と同じ意味で、より強い効力を持つサインとなる。信号を縦に配置してあるものを「クリスマ
ス・ツリー」と呼ぶこともある。
■スライド■
コーナリング中にタイヤのグリップ力を使いきってしまい、車体が横に滑ること。後輪駆動のマシンではリアから先に滑りやすいため「テ
ールスライド」とも呼ぶ。
■サイティング・ラップ■
ピットロードからコース上に出て、ダミーグリッドに着くまでの周回。路面状態などの確認をするための周回とされている。
■シケイン■
長い直線や高速コーナーの途中で、かつエスケープ・ゾーンの少ない場所に設置される障害セクション(またはRの小さなコーナー)。ト
ップスピードを押さえ、ブレーキング失敗時の安全性を確保するために設けられる。マシンの性能が低かった時代に設計された高速サーキ
ットでは、マシンの高性能化に対応するため、改修時にシケインを設けることが多い。サーキットによってはレースのカテゴリーに応じて
シケインを使い分けるところもある。
■スターター■
1)スタートの合図を出すオフィシャル
2)セルフスターターを搭載していないマシンのエンジンを始動するための装置。
■スターティング・グリッド■
予選を通過した選手とマシンが決勝レース出走のために着くスタート位置。
■スタンディング・スタート■
全マシンが完全に静止した状態からいっせいにスタートする方式。これに対して、マシンが隊列を組んだままゆっくりコースを周回してい
る状態からレース開始となる方式を「ローリング・スタート」と呼ぶ。
■ステップド・ボトム■
4輪のフォーミュラカーに適用される、マシン底部(ボトム)の形状に関する規定。F-1の場合は「ホイールベースの範囲内に、50mm以上
の幅を持つ25mm以上の段差を設けなければならない」としている。マシン底部と路面の間で起こるグランド・エフェクト(対地効果)に
よるダウンフォースの減少を目的に95年から制定された。
■スプリントレース■
短距離レース。ハッキリした定義はないが、一応の目安としては決勝レースの走行距離が100km、もしくは所要時間が1時間程度で終了す
るもの。
←→ロングディスタンスレース
■スリックタイヤ■
ドライ路面用のレーシングタイヤ。少しでも接地面積を大きくするため、トレッド面(接地面)に排水溝がない。ウエット路面ではアクア
プレーニングを起こしやすく危険なため、レインタイヤに交換する。
■スリップ・ストリーム■
高速走行するクルマの背後には乱気流が巻き起こる。この部分は気圧が低下しているため、中に入ってしまえば空気抵抗が減少する。それ
を目的に、前走車との車間距離を極端につめて走るテクニックをスリップ・ストリームと呼ぶ。空気抵抗が少ない分で生まれたエンジンパ
ワーの余力を使い、前走車を一気に追い抜くシーンがよく見られる。
■スローイン・ファストアウト■
スローインとは「ブレーキングを極端に奥まで我慢せず、早めにマシンの向き変えるための準備をする」との意味。そうすることでより速
い段階からアクセルを開けられ、ファストアウト、つまりコーナーからの脱出速度を上げることができるという、コーナリングのセオリ
ー。
■セーフティカー■
アクシデントの発生などでコース上に障害があり、そのままではレース続行が困難だが、赤旗を出すには至らないと判断された場合に投入
されるオフィシャルカー。セーフティカーがコースインしても周回数のカウントは続くが、コースは全面追い越し禁止となり、コース上の
障害が解消されるまでローリング走行を続ける。インディカーレースやF-1に導入されている。

■ダミーグリッド■
決勝レースに出走する選手は、フォーメーション・ラップが始まる前にピットを出て、マシンを各々のスターティング・グリッドに着けな
ければならない。その仮のスタート位置を指す。ここにマシンを並べられなかった場合は、正規スタートの全車が第1コーナーに入った後に
ピットからスタートしなければならない。
■トランスミッション■
エンジンが発生した力を駆動輪に伝える「伝達」機構。通常はクラッチとギアボックスのこと。「ミッション」と略すこともある。
■ドリフト■
コーナーの入り口で意図的にテールスライドを起こし、カウンターステアを併用してスライド状態のままコーナーを回るテクニック。近代
ではタイヤ性能が向上したため、舗装路面上ではかえってタイムをロスする傾向があり、あまり用いられなくなった。しかしオフロード系の競技では今でも基本中の基本テクニックである。

■入選■
競議会で、賞を獲得できる対象に入ったこと。競技(会)規模により入賞者が制限されることもある。 (資料:MFJ)
■燃料補給■
ガスチャージともいう。耐久レースではレース中にピットでガソリンを補給する。 (資料:MFJ)
■ノーマル■
改造を加えていないマシン、または部品のこと。スタンダード仕様のこと。 (資料:MFJ)
■ノズル■
噴出口など小孔のこと。キャブレターにはガソリン噴出や空気の流通のいろいろなノズルがある。 (資料:MFJ)
■伸び側減衰(力)■
ショックアブソーバーが力を吸収しようとする能力(kg/cm/s)。1秒間に何cmの速度で引いたとき何kgの反力が生ずるかという特性のう
ち、伸びようとする力をオイル通路変更で減衰力を変化させる。反対側は圧側減衰。 (資料:MFJ)
■パドック<■BR>
マシンを整備するガレージ、ホスピタリテイブース、ドライバーズサロン、車検場、トランスポーターを停めておく駐車場などを設けたス
ペースの総称。競馬場で競走馬が待機するための小屋から転じた言葉。通常はピットの裏側に設けられている。
■ヒール&トゥ■
ブレーキングとシフトダウンを同時に行なうため、右足のつま先でブレーキペダルを、かかとでアクセルペダルを操作するテクニック。た
だしフォーミュラカーなど足元の空間に余裕がないマシンでは、ブレーキペダルを右足の親指で、アクセルペダルを薬指〜小指で操作す
る。
■ピット■
レース中にマシンの整備やタイヤ交換、燃料補給などを行なう場所。ほとんどのサーキットでメインストレートのイン側に配置されてい
る。コースとピットの間の通路はピットロードと呼ぶ。
■ファステストラップ■
決勝レース中に記録された、最も速いラップタイム。
■フォーメーションラップ■
決勝レースのスタート前、ダミーグリッドからスタートしてコースを1周し、正規のスターティング・グリッドに着くための周回。エンジン
ストールなどで出遅れた場合はグリッドの最後尾に着かなければならない。
■プラクティス■
公式練習走行。公式予選を含めてこう呼ぶ場合もある。
■ブロック■
後続車に追い越されないためのテクニック。具体的には追い抜きをかけてくるポイントを予測し、そこを突かれないように自車の走行ライ
ンを微妙に変化させる。
■ヘアピン■
入り口から出口までの曲率が180度近く曲がりこむようなタイトコーナー。全体の形が女性のヘアピンに似ていることからこう呼ばれる。
■ポールポジション■
予選でトップになった選手が着く決勝レースのスターティング・グリッド最前列の位置。第1コーナーに向かってイン側かアウト側かはサー
キットによって異なる(または選手に選択権がある)。多くのサーキットではイン側に設定しており、(国旗が掲揚される)旗竿に近い位
置ことからこう呼ばれる。
■ポスト■
コース脇の要所に設けられている、コースマーシャルの常駐場所。

■マーキング■
トライアル競技の車両検査の際、フレームボディとクランクケースにマーキング(ペイント等でマークを入れる)を施す。これは競技が終了す
るまで交換できないという規定のためで、マーキングされた部品を交換すると失格となる。 (資料;MFJ)
■マーシャル■
委員のこと。コースマーシャル、チェッカーフラッグマーシャルなど、それぞれのMFJやJAF競技役員の資格を有する者がその任にあ
たる。 (資料;MFJ)
■マーシャルカー■
コース上の安全を確認するため、監視員が乗り込んで予選やレースの合間に周回するクルマ。
■マグネシウム■
金属元素の一つ。構造用金属ではもっとも軽く軽合金の主成分となる。軽くて強いのだが、空気に触れると酸化しやすく、保護のために塗
装されている。
■摩耗限度■
回転、摺動部などは摩擦により各部がすり減っていく。その摩耗度合が使用に際して支障が出る限度を寸法で表示した数値が摩耗限度。も
っともわかりやすいのはタイヤの場合で、摩耗限度が目で確認できるマークがある。
■増し締め■
ネジのゆるみを点検し、締め直すこと。特にレースに使用するマシンは増し締めを怠らないこと。 (資料;MFJ)
■マッド■
泥のこと。マディは泥々の状態をあらわす。オフロードでは土が主役。土は土質の違いのほか、天候などでその状態が大きく変わってく
る。マッドではいかに効率よくトラクションさせるかがカギ。パワーをかけすぎると路面の抵抗が駆動力に負けてスリップを起こしたりす
る。 (資料;MFJ)
■マフラー■
消音器。エンジン内で燃焼した排気ガスの爆発音を消すのがマフラー。高温高圧の排気ガスを徐々に膨張させたり、互いに干渉させたりし
て音量を下げている。2サイクルエンジンのエスクパンションチャンバー(膨張室)は消音器ではなく、性能アップのための重要パーツ。
(資料;MFJ)
■マルチシリンダー■
一般に3気筒以上のエンジンをこう呼ぶ。マルチには多くのという意味がある。 (資料;MFJ)
■ミーティング■
集会、会合のこと。ライダーズ/ドライバーズミーティングは、大会のスタート前にライダーを集めて注意事項等を伝えたりする会合。→
ライダーズミーティング (資料;MFJ)
■ミスコース■
コースを間違えること。クローズドのサーキットでは起こりえないが、公道でのイベントではコースマーカーを見落としたりしてミスコー
スすることがままある。 (資料;MFJ)
■ミッション■
トランスミッションの略で、変速機、ギヤボックスのこと。エンジンの回転力を変速することによって効果的に後輪に伝えるための装置。
2輪車では、ギヤのシフト操作は足で行うのが一般的。 (資料;MFJ)
■ミッションケース■
ミッション(変速機)のケース。現在はほとんどクランクケースと一体式であるが、かつては変速機部分は別体式であり、この名が残って
いる。 (資料;MFJ)
■無効■
効力のないこと。たとえばレースの3分の2が経過しない時点で打ち切られた場合、そのレースは成立せず無効扱いになる。また、出場申
し込みの際、主催者はエントラントに対し、その理由を明らかにせず無効とする権限を持つなどが代表例。 (資料;MFJ)
■メインストレート■
コントロールラインのある直線。同一サーキット内にもっと距離の長い直線があっても、コントロールラインのある直線をメインストレー
トと呼ぶ。
■メーカー■
製造会社のこと。モーターサイクルメーカー、部品メーカー、用品メーカーなど。 (資料;MFJ)
■メカニック■
通常は、整備士、整備する人のこと。レースや競技ではマシンのメンテナンスを行なう人。メーカーの社員、ライダーやドライバーの友
人、クラブ員など立場はさまざまだが、レースには欠かせない存在。2輪の場合メカニックは16歳以上でMFJピットクルーライセンスを
所有し、当核競技に参加の申請を行なった者。ピットクルーとも呼ぶ。 (資料;MFJ)
■面取り■
面を取る。滑らかにする。材料の角ばった所や組合わせの出っぱりを削りとること。シリンダーとピストンの組み込みで行なわれる慣らし
も面取りの一つである。 (資料;MFJ)
■モータースポーツ■
エンジン付きの乗りものによって行なわれるスポーツの総称。特に2輪車の場合はモータサイクルスポーツともいう。ただしエンジン付き
でも陸上のものに限られ、航空機、ボート等は含まれていない。オン、オフに大別され、オンは舗装されたサーキットを走行するレース、
オフはモトクロス、トライアル競技が代表例である。 (資料;MFJ)
■モータリゼーション■
直訳すると自動車の大衆化を意味する。モーターサイクルを含む自動車の大衆化で国民皆免許時代になり、親しむ機会が増え、さらにはモ
ータースポーツにまで発展するようになった。欧米をはじめ、日本ではすでにモータリゼーションが定着しているといわれる。 (資料;M
FJ)
■モディファイ■
マシンに改造を施すこと。特に改造することによって、所属するクラスが変わってしまうような大規模な改造のことを指す。本来は修正す
る、変更するの意。 (資料;MFJ)
■モデル■
型のこと。'88年型のことを'88モデルと呼んだりする。前期・後期モデルなど分類の際に用いられることが多い。 (資料;MFJ)
■モノコック■
一体構造のという意味。モノコックフレームとは、応力外皮構造をいい、ボディと一体のフレーム構造のことで、自動車では主流。モータ
ーサイクルではプレスフレームのバックボーン式をモノコックフレームと呼んでいる。 (資料;MFJ)

■焼きつき■
冷却不足で生じる部品の異常現象。エンジンのオーバーヒートがひどくなると、ピストンが溶けてシリンダーに焼きついてしまう。これが
溶けてシリンダーに焼きついてしまう。これがエンジンの焼きつき。ほかに苛酷な使用や整備のミスでブレーキやクラッチ、ミッションの
焼きつきがある。 (資料:MFJ)
■優勝■
2輪の場合、競技における優勝者は(1)規定の周回数を最短時間で完走したライダー(ロードレース)、(2)定められた周回数またはレース時間
プラス2周を最短時間で完走したライダー(モトクロス)、(3)総減点数の少ないライダー(トライアル競技)で、いずれの競技でももっとも速
い、また優秀な成績をおさめた者となる。 (資料:MFJ)
■優先権■
先に進行してよい権利。ピットアウトの際には、ピットインしてくる車両に優先権がある。 (資料:MFJ)
■Uターン■
U字形にターンすること。つまり180°ターン。レース中のUターンは危険行為となり禁止されている。例外的に、競技役員の指示があれ
ば許されることがあるが、モトクロスで転倒した場合も走行しながらのUターンは禁止されている。 (資料:MFJ)
■ヨー■
クルマが曲がっていこうとする力。力学用語では「Z軸まわりの慣性モーメント」となる。

■ライセンス■
競技に参加するために必要な資格の証明書。国内B級から、F-1ドライバーの持つスーパーライセンスまで、いくつかの段階に分かれてい
る。
■ラップタイム■
サーキットを1周するのにかかった時間。
■リタイヤ■
なんらかの理由でレースを続行できなくなり、棄権すること。選手またはエントラントがリタイヤ届けにサインし、オフィシャルに提出す
ることで成立する。
■レコードライン■
その日、そのサーキットで最も速いラップタイムを出せる走行ライン。路面のコンディションやマシンによって微妙に変化する。
■ロングディスタンスレース■
長距離競争。
←→スプリントレース
■ワークス■
ワークス=Works(会社の)の意。メーカーが特別の意図のもとに製作した競技用車両をワークスマシン、特別に契約したライダーをワーク
スライダーと呼んだりする。ファクトリー(工場)という場合もあるが、ワークスと同義語。 (資料:MFJ)
■ワイヤーハーネス■
マシンの電気系の配線のことをいう。配線を束ねてテープ、または樹脂製のチューブまどでまとめたもの。競技用車両では点火系が中心で
シンプルな配線となる。市販車をベースとした場合は不用な配線が多い。 (資料:MFJ)
■ワインディング■
曲がりくねった道のこと。ワインディングロード。つづら折れの続く峠道などを総称してワインディングと呼んでいる。 (資料:MFJ)
■ワンメイク・レース■
ある特定の車種だけを使って行うように規定されたレース。マシンの性能差がないため、純粋に選手のテクニックの優劣を競うことを目的
に開催される。入門者向けレースに多い。

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